入会案内
設立趣旨
いまや、いたるところでSDGsが話題となっています。 これまで、私たちは地球の環境にあまり配慮せず、経済合理性を優先させて豊かな生活をめざし進んできました。 また、グローバル化の時代となり一部の先進国だけではなく、 世界中が同じようなことを目指せるようになってくるとともに、地球規模の環境破壊と温暖化が進んでいます。 こうした中で、私たちがこれからも暮らしていけるよう持続可能性、サステナビリティの重要性がいわれだし、 SDGsを目指す動きが活発になってきました。
衣料分野に対しても厳しい目が向けられています。 衣料を作ることによって環境への負荷がかかるにもかかわらず、大量の在庫を生み出しているのです。 ちなみに世界自然保護基金ジャパンの調査によると綿製のTシャツ1枚を製造するのに2,720 ℓの水が使用されるとのことです。 これらの問題に、各企業がいかに取り組むかが問われています。 一方、消費者は安くいいものが手に入るようになったため、どんどん買い、どんどん棄てるようになり、 これら大量廃棄による環境への負荷がクローズアップされています。SDGs12の“つくる責任、つかう責任”です。
これまで、一度消費者に渡った衣料がどう廃棄されているかについて、企業は関係がないと考えてきましたが、いま作り手の企業もこの問題に対して取り組むよう求められています。
そこで今回の取り組みでは、廃棄衣料をより価値のあるものとするための取り組みとして、回収、分別、リユース、リサイクルにたずさわる企業がコンソーシアムを組むことによって廃棄衣料に価値が出て、その価値が目に見えるような形にしていきたいと考えています。
具体的には、消費者から衣料をごみとしてではなく古着として店頭で回収し、この古着をまずはリユース、そして残りを素材あるいは色別に仕分けしてリサイクルに回していこうと考えています。
そして、リサイクル可能な状態にできた素材については、回収していただいた企業にリサイクル衣料の素材として使ってもらうだけでなく、建築、建設、インテリア用品など様々な分野で活用してもらえるようにもしていこうと考えています。
ここで重要なのは、適正に店頭で集めてもらうことが、素材としての価値が高まり、結果、処理コストも下がり、利用価値もあがることが期待されるということです。
このように、いまの廃棄衣料の抱えている問題に対し、コスト、価値、社会意義に応えていくということを目的にこのコンソーシアムを 作っていこうと考えています。 またリユース、リサイクルの過程では障がい者就労施設の方々にご協力いただき、SDGsの理念である“誰一人取り残さない”社会づくりにも貢献していこうと考えています。 また、これらの課題に取り組んで持続可能性をもたせるため、その活動を見える化し、コストを抑え、商品的な価値、社会的な価値を創 造していきたいと考えています。 そこで、様々な得意分野を持った企業に参加してもらい、連携して問題解決に取り組み、いわゆるサーキュラーエコノミーを目指したい と思います。
会員のメリット
- 廃棄衣類の適正な回収システム構築が可能になる
自社等で回収した廃棄衣類の回収システムの構築、自社のデッドストック循環システムの構築が可能になる - 会員同士のネットワークにより、新規事業の創出が可能になる
廃棄衣類を用いたアップサイクル製品(新規繊維製品、建築・インテリア用品等の分野で活用できる製品)の創出が可能になる - サーキュラーエコノミーの構築及び障がい者雇用の創出によりSDGsの取り組みに参画することができる
- 廃棄衣類、サーキュラーエコノミーに関する国内外の最新の情勢を知ることができる
年会費
正会員
この法人の目的に賛同し、この法人が行う事業活動等に参加するために入会した個人(年会費10,000円)
賛助会員
この法人の目的に賛同し、この法人が行う事業を援助するために 入会した個人(年会費20,000円)、法人及び団体(年会費20,000/口)
入会申込書
一般社団法人 Textile Circular Network
テキスタイルサーキュラーネットワーク
〒595-0025 大阪府泉大津市旭町17-24
manager@textile-c-n.com
衣類の回収についお問い合わせください